ろんじえぱぱです!
いや~熱いっすね(;´Д`)残暑どころじゃねぇって感じです。来週は少し涼しくなるようなので待ち遠しいですね。
雨が降ったり、気温の上げ下げが激しいのでみなさん体調管理に気をつけましょう。
自閉症の育児にノイローゼにならない考え方
自閉症の育児に前向きに
自閉症は治らないと考える
自閉症を治そうと努力をしてさまざまな挫折に合いました。
まだ自閉症を知らない頃は、頑張れば頑張るほど娘に対して失望を感じ、他人と比較し、また娘を責めるという悪循環に陥っていました。
教育の進む道を誤ると、親子共々出口のない袋小路に追い詰められて、人生が詰んでしまったような絶望感に見舞われる可能性があります。
生活に笑顔がなくなり、いつも教育するような態度で接していれば、娘もそんな態度に気づいてますます暴れたり、奇声を出すようになってしまいました。
「自閉症と付き合う」。この言葉をなかなか飲み込めず、幾年か経過しましたが、受け入れた現在は私たち双方とも心に穏やかさが戻り、自閉症という枠の中で娘のできることを伸ばしてあげようと考えが変わりました。
一般の夢から自閉の子の能力に沿った夢を持つ
一般の子供なら将来の夢に色々思い巡らせると思いますが、自閉症の子供はそのような夢を背負わせることは正直難しい。
その中で出会った言葉が仏教の『一大事因縁』です。全ての仏はただ一つの大事を成すためにこの世に現れるのだとされています。
子供たちがもつそれぞれの能力を最大限に生かし、その一つを極限まで磨くことによって、社会に貢献することを指した言葉でかなり私の心にぐっときました。
私たちはそれぞれが個々の仏(ほとけ)を持つと信じられています。仏とはここで言う個性。なによりも自分しか持っていない他人より優れたスキルであったり資質。もしくはずっと続けられる何か。
スポーツ選手のように幼少時に発見する人もいますが、私たちの大部分は自分の仏が何か分からぬまま、そのまま人生を終える人が大多数です。
私も海外留学へ行ったり、気ままな生活を送ってきましたが、巡り巡ってこの子を育て得た知見をブログで発信し、同じような境遇の方々へ情報を共有することが私の一大事因縁ではないかと最近考えています。
そしてまた娘も必ず一大事因縁があると信じています。
なんでもいいから娘の得意分野を発見し、そこに準ずるコミュニティに所属して社会に貢献する道を見つけることこそ、一般のお子様ように現在娘に対する色褪せぬ夢となっています。
自閉症の育児への関わり方
前向きに自閉症の育児を考えられたら今度は子供とどのように向き合うかを考えましょう。
自閉症の育児によるストレスに対処する
私の娘の特徴は前回のブログでお話ししたようになかなか取扱注意です(笑)
見た目普通なだけに特別視されにくく、いきなり突飛な行動に出るので、周りの人あぜんみたいな感じですね。
私がなぜ日々瞑想を行い、色々自分のことを見つめるようになったのは、なんといってもそれまでの自分では耐えられないという危機感でした。
それから瞑想、マインドフルネス、食事や筋トレなどメンタルを少しでも強くするため日々努力した結果、現在に至ります。
瞑想についてはこちら
怒りのコントロールについてはこちら
食事についてはこちら
自閉症は治せないとはいっても目の前の娘の行き過ぎの行為を正さないわけにはいきません。
自分のストレスをうまく扱い、なるべくストレスを感じずドライでストレートに、怒りに自分が引火しないよう、ストレスの炎をコントロールして、娘を叱る方法を毎回その場面が来るたび日々試す毎日です。
娘は毎日私に精神修行の場を与えてくれるので、学んだ知識が本物かどうかすぐ試すことができます(笑)
うまく楽しくストレスと向き合い、仲良くするようにすることが途中で心が折れず、長続きする秘訣と考えています。
自閉症の家族の生活を考える
自閉症をもつ家庭はたしかに色々制約が増えます。
小学3年生ともなれば一人でお留守番ができたり、一人で外出できるなど私たちの家族には正直うらやましいことばかりです。
私たちは必ず誰かが一人娘を見る必要があります。今は一人で出ていく力があり、迷子になるとコミュニケーションができない分、発見した人双方に負担になるからです。
かといって、私たちの家族は各個人の夢や目標をあきらめていません。
私はこの毎日の生活の中で得た知識を発信すべくブログを書き続けることを当面の目標とし、毎日の生活を充実させています。
私の妻は始めこそ専業主婦で娘の世話を行っていましたが、今では正社員に目覚め、働き始めています。
娘をサポートする私の母親も畑が大好きで、毎日畑仕事に精を出しては、夕方は娘の迎えや夕食を作ってもらっています。
そうです。皆、自分の生活の全てを犠牲にしていないのです。 自分のやりたいことはしっかりやる。その上で娘の面倒を見る。
自分の生活の全てを犠牲にするような人生観ではやがて子供共々つぶれてしまう可能性があります。
自閉症の育児は長期に及びます。これからも続く長い道。
子供に捧げるだけの人生では、そこに疑問符が付いた時、自分の人生感が不安定になります。
難しいかもしれませんが、自閉症の育児こそ自分のやりがいと育児の両輪が必要だと思っています。
どうしても両立が難しければ、私のようにブログで発信することをおすすめします。
自閉症の家族は専門家の知識のみならず、何よりも自閉症を持つ家庭の体験談を求めています。
自閉症の子供に関わる時間が有意義な時間
一般の子をうさぎと考えるとうちの娘はカメです。成長も遅いし、イライラする場面も少なくありません。
しかし、反対に考えるとここまで子供に関わっている家族は少ないと思います。人生の意義をどこに感じるかはその人次第ですが、子供と関われる時間は刻一刻少なくなってきています。
今や娘も小学三年生。もう9歳。もう大人になる折り返し地点です。あと9年間でなんとか社会に貢献できるようなスキルや人格ができるのか。
常にそのことを念頭に置いて娘と関わっています。一人の子供を育てるのは本当に容易ではなく、特にうちの娘は一般の3倍くらいの労力が必要です。
しかしこれほど関われるのは今だけ。娘もいつか大人になります。永遠のように感じる毎日も、振り返れば一瞬のうち。
一般のお子様のように駆け足の成長でなく、ゆっくり成長の過程の景色を楽しみながら、焦ることなく進んでいくことは私たちの家族にだけに与えられた意義深い時間と考えています。
そしてそのことが、このなんでも中途半端だった私を何よりも父親らしくさせてくれていると思い、娘には本当に感謝をしています。
まとめ
私のブログから何か少しでも皆さんの考えの一助になれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。
ろんじえぱぱ