【読書・おすすめ本】「脳が目覚めるたった1つの習慣」瀧 靖之著

こんにちは!
ろんじぱぱです!

オーストラリアのワーキングホリデーをきっかけに、アメリカや香港など精力的に海外を飛び回っていた20代。当時は自由に20代を生きて、30代は家庭をもち安定しよう考えていました。

日本に帰国後、結婚し子供を授かり、30代はまさに望んだ通りの安定した結婚生活をしてきました。

「安定」は誰しもが望む環境ですが、安定の中で失った20代の頃に持っていたもの。それは「自分に対する興味」です。

20代は自分の可能性を求めて好奇心が赴くまま、とにかく行動しまくっていました。失敗も多かったですが、数々の刺激をもらい、成長していたことは間違いありません。

しかし30代になると一転、家庭人になって世間の期待に答えるには申し分ない形になりましたが、同時に安定の中で自分の可能性に対する興味を一切失ってしまいました。

自分に興味がないくせに見栄はしっかりあるので、自分以外のものに興味を持ち始め、服、靴、バッグ、生活用品、そして車に至るまで、「自分を飾るために」色々なものを購入してきました。

なぜ自分に興味を失ってしまったのでしょうか。

安定や楽をした生活で次第に刺激や変化を逆に恐れるようになり、「もう自分は変われない」と脳が勝手に思い込み初めていたのです。

今回は「自分の脳や能力はもう頭打ち」だと思い込んでいた自分を変え、自分自身に興味を持つきっかけを与えてくれた本を紹介します。

この本に魅せられたキラーフレーズ

脳の海馬は何歳になっても大きくなる

脳が目覚めるたった1つの習慣

脳が目覚めるたった1つの習慣

著者紹介:瀧 靖之

東北大学加齢医学研究所教授。医師。医学博士。1970年生まれ。東北大学大学院医学系研究科博士課程修了。
東北大学加齢医学研究所機能画像医学研究分野教授。東北大学東北メディカル・メガバンク機構教授。一児の父。

東北大学病院加齢核医学科長として画像診断に取り組むかたわら、東北大学加齢医学研究所及び東北メディカル・メガバンク機構で脳のMRI画像を用いたデータベースを作成し、
脳の発達や加齢のメカニズムを明らかにする研究者として活躍。
読影や解析をした脳MRIはこれまでに16万人にのぼる。「脳の発達と加齢に関する脳画像研究」「睡眠と海馬の関係に関する研究」「肥満と脳萎縮の関係に関する研究」など多くの論文を発表。
学術誌をはじめ新聞・テレビなどのマスコミでも数多く取り上げられ、注目を集めている。

出典 : 「BOOK」データベース

この本を読んだ感想

この本の帯に「能力もパフォーマンスも10倍アップ」と書いてあって、初めは胡散臭い気持ちで手にとったのを覚えています。

本の内容は脳を取り扱う本としては非常に分かりやすい内容で、難しい言い回しもなく頭にスラスラ入ってきます。

生活の中でどのような習慣が脳に活力をもたらし、脳が元気になって自分の行動力が変わるさまざまなヒントをわかりやすく教えてくれています。

「能力もパフォーマンスも10倍アップ」は今振り返ると、確かに10倍とはいかないまでも、今の私は以前より5倍くらい、考え方や行動力が変わったように実感しています。

わかりやすく脳をパワーアップさせる方法が書いてあるので、自分を変える入門書としてぜひおすすめの一冊です。

気になったキーワードをピックアップ

この本を読んで目からウロコのキーワードを解説します。

脳の発達に年齢は関係ない

海馬は何歳になっても大きくなる

「脳が目覚めるたった1つの習慣」より

このフレーズを見た時「ほんとに?」と思いました。

「脳が育つのは思春期の頃までで、大人になったら減るだけ」とずっと幼少期から信じこんでいたからです。

これまで脳医学の世界でも脳の神経細胞は減るだけと考えられてきた説を否定する学説が1998年にアメリカの研究者によって発表されました。

海馬は短、長期記憶をコントロールし、私たちの理性を司る前頭葉に大きな影響を与える大事な脳内の器官です。

記憶の司令塔である海馬の体積が大きくなることは、密接に関係している脳の司令塔であり、理性をコントロールする前頭葉の機能にも大きな影響を与えます。

前頭葉は私たちのあらゆる感情の喜怒哀楽の情動や認知に関わるいくつもの脳領と密接に関わっています。アルツハイマー病は海馬の萎縮が原因で認知力が下がり人間らしさが失われる、海馬の影響力を物語る病です。

つまり海馬の発達させ維持することは、年齢を問わず脳力が向上し、脳の思考や判断力がより明晰になり、より理性的な人間らしさを保つことに繋がります。

私も5年前の自分と今を振り返ると、状況判断や感情の理解、自己肯定感など、脳の明晰さは以前とは比べものにならないくらい向上しているのを実感しています。

ネガティブなことにあったり、心が苦しい時も心の回復力であるレジリエンスも格段に上がり、脳力の向上は私の生活のあらゆる面で恩恵を得られる、まさしく自分自身のレベルアップにつながります。

脳が目覚めるたった1つの習慣

脳が目覚めるたった1つの習慣

しあわせになるコツは好奇心にあり

あなたを本当にしあわせにするものとは?

「脳が目覚めるたった1つの習慣」より

本書では脳のスイッチをオンにする具体的な行動として「見たい」「聞きたい」「知りたい」「やりたい」という好奇心を満たし、あなたを幸せにするものに対して積極的に行動することを挙げています。

自分が楽しいと思うことに打ち込むとドーパミンがバンバン出て「疲れ」が「充実感」に変換され、集中力や認知機能全般が向上します。

しかもドーパミンは同時にストレスを軽減させる効果もあり、嫌のことも全て忘れさせてくれるので、充実感が残りメンタルも回復するという同時効果も期待できるのです。

快楽ホルモン ドーパミン

では、あなたを幸せにするものとはいったい何でしょうか。本書では「幸せ=高収入」とは限らない」と書かれています。

これは非常に大切な気づきです。

私たちの幸福度は年収800万まではゆるやかに上昇し、その後はいくら年収が増えても幸福度はほぼ変わらないとする幾多の研究結果がでています。

お金は確かに私たちを不幸にはしませんが、お金は私たちに満足感と充実感は必ずしも与えてくれないのです。

日常 喜び

これまで本当に自分が好きで買った商品はどれくらいありますか?流行を追ったり、大バーゲン、ストレス発散などの理由で、衝動買い的に、あまり考えずお金を使ってしまうことがよくあります。

どれほどお金をつぎこもうとも、結局、安易に手に入れた商品はすぐ飽きがきて、また次の獲物を探し始めます。いくら買っても買っても湧き出てくる渇望感。本当にきりがないのです。

【金は良き僕(しもべ)にて悪しき主人】というフランスのことわざがあります。

お金は言い換えれば、自分の帝国の大切な兵力。他国の国から攻められて(誘惑に負けて)戦ばかりしていたら、自分の兵を無意味に消耗してしまいます。

今はネット広告から全て自動化されて、気を緩めたら最後、あっという間に家にいてもボタンをクリックしてオンライン購入できてしまう恐ろしい時代です。

自分のお金(兵)は本当に自分の好きなことに兵力を集中投資して、自分だけの幸せを勝ち取ることが、今の時代で流されない本当の幸せの探し方と強く感じています。

肥満が脳の機能を萎縮させる

肥満だと1年で2%海馬が萎縮する

「脳が目覚めるたった1つの習慣」より

これを知った時は驚きと同時にちょっと恐怖感を覚えました。2014年のオーストラリアの研究では上記の研究結果が発表され、内臓脂肪に「肥満炎症」と呼ばれる慢性炎症が起こることが原因ではないかとの説が有力です。

その後、このことがきっかけで自分なりに8時間ダイエットケトンダイエットに取り組み、一年間で10kg痩せることに成功しました。

ダイエット前とダイエット成功後では、正直、自分自身が生まれ変わったようにあらゆる所で脳機能のアップを実感します。

一年 10kg ダイエット メリット

脳機能をアップさせるには適度な有酸素運動も非常に大切です。

2011年のアメリカの研究では適度な有酸素運動を6ヶ月行うと海馬の体積を2%ほど大きくすることが証明されています。

有酸素運動には脳の神経細胞の栄養になるBDNF(脳由来神経栄養因子)を増やす作用があり、この栄養素によってニューロンと呼ばれる神経回路が新たに生成されやすくなります。

海馬の中で情報をやりとりする神経回路が増えるに従い、海馬の機能が上がるとともに体積も増えていくのです。

私は以前、有酸素運動としてジョギングを行っていましたが、運動にかかる時間が1-2時間とあまりにも長いので、時短有酸素運動の代表であるHIITを毎日行っています。

HIIT 毎日 時短運動 若返り 

体が痩せてキレが戻るようになると不思議と脳の明晰力も上がってきます。

感覚でいうと、ブラウン管から有機ELテレビになったように、物事をきめ細かく客観的に、様々な角度から見られるようになれたことです。

感情をある程度コントロールようになると常に自分のパフォーマンスが安定するようになります。

また筋トレにより生み出される男性ホルモン「テストステロン」が多少のことではめげない強靭なメンタルを作り上げます。

筋肉 最高 効果

毎日の運動を味方につければ、これほど強力な脳の強化術はありません。今私は運動効果を非常に実感しています!

脳が目覚めるたった1つの習慣

脳が目覚めるたった1つの習慣

さいごに

自分に興味を持ち初めて、気づいたことがあります。

それは自分とは分かってるようで全く分かっていない「小さな宇宙」であるということです。

以前は毎日の自分ですら、その時の感情によって日々変わりパフォーマンスも一定しませんでした。昨日は上機嫌、今日は不機嫌のように感情のプラットフォームが不安定では、何事にも安定して続けることができなくなります。

「心の平和と安定はもたらされるものではなく、自分で手に入れる」ことに気づいた時に、瞑想から始まり、食事、運動へと自分を少しでも高める習慣を身につけるように心が変わっていきました。

自分に自信を持ち自己肯定感が上がるとようになると、良い意味で他人に興味がなくなります。

他人と無意味に比較し、批判やひがみ、嫉妬、マイナス感情など非生産的な感情に振り回されることが少なくなり、より自分自身にだけに集中して、生産的な時間を費やすようになります。

毎日の生活の中で自分を着飾り、気持ちを上げてくれる車や服の一緒にいられる時間は一時的です。でも自分を好きになれば、好きな自分とは毎日24時間一緒にいられます。

色々と心が折れることが多い中で最後に頼れる砦は自分自身のみ。少しでも自分を変えることを望んでいる方はぜひ手にとっていただきたい一冊です。

私のブログが今回紹介した本を手に取るきっかけになれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。

【読書・おすすめ本】「脳が目覚めるたった1つの習慣」瀧 靖之著
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