【読書・おすすめ本】「幸せはあなたの心が決める」渡辺 和子 著

こんにちは!
ろんじぱぱです!

今回は前回紹介した渡辺和子氏の著書「置かれた場所で咲きなさい」に引き続き、第二弾の著書を紹介します!

置かれた場所で咲きなさい

前回の著書では、置かれた環境如何に関わらず、他人の評価に左右されずに一生懸命生きて自分の花を咲かせ続けることが大事ということを教わりました。

一生懸命生きている私たちが、生きている途中でふと立ち止まる「人生の迷い」について、今回の著書も優しく導いてくれます。

一旦お気に入りの本が見つかると、つい続編を深堀りするのが、ろんじえぱぱでございます笑。ぜひお付き合いくださいね♪

この本に魅せられたキラーフレーズ

所有の関係から自立の関係になった時、愛は成長する

幸せはあなたの心が決める

幸せはあなたの心が決める

著者紹介:渡辺 和子

1927年2月、教育総監・渡辺錠太郎の次女として生まれる。51年、聖心女子大学を経て、54年上智大学大学院修了。56年、ノートルダム修道女会に入りアメリカに派遣されて、ボストン・カレッジ大学院に学ぶ。74年、岡山県文化賞(文化功労)、79年、山陽新聞賞(教育功労)、岡山県社会福祉協議会より済世賞、86年、ソロプチミスト日本財団より千嘉代子賞、89年三木記念賞受賞。ノートルダム清心女子大学(岡山)教授を経て、90年3月まで同大学学長

「BOOK著者紹介情報」より

この本を読んだ感想

私がこの本を読んで一番に感じるのは「愛」と「優しさ」です。

私たち人は皆そもそも不完全な生き物です。完ぺきではない、不完全さを認めることで、自分を許し、また他人を許すことができ、優しくなれるようになります。

人に「優しく」なることで人間関係がより円滑になり、「優しさ」がお互いの良さを引き出し、互いが「所有」の関係でなく、手を取って協力する「自立」の関係を構築することができます。

また不完全な私たちは、人生も思い通りにいかなくて当然です。

思い通りにいかないからこそ、挫折でただ凹むのではなく、自分を許さなければなりません。

自分を許し、心にゆとりを持つことで、挫折から知見を得て自分を磨き、より美しい自分を目指すことに幸せを見いだすことができます。

幸せとは環境によって決められるのではなく、不完全だからこそ自分を愛し、自分の価値に目覚め、自己研磨を重ねることで他人にも優しくする「私の心」そのものが与えてくれるものと感じました。

気になったキーワードをピックアップ

この本を読んで目からウロコのキーワードを解説します。

批判ばかりしても何も生まれない

自身を「罪びと」にして、自分以外の人を「聖人」にしてはいないか

「幸せはあなたの心が決める」より

最近とても残念なことがありました。

母の精神的な負担を軽減するため、ずっと娘が日曜日通える施設を探している矢先、新しい施設がオープンすると言うのでさっそく契約をしに行きました。

「公共の補助を受けられる」と市役所で説明があったので、施設と市役所を行ったりきたりしながら、ようやく申請にこぎつけました。

しかし喜ぶのもつかの間、翌日市役所から連絡があり、結果的に私の場合は「公共の補助を受けられない」との回答でした。

市役所 日中支援サービス

市役所と施設双方に確認したにもかかわらず、最後に「だめ」と言われたことに、当然「専門なのに一体何やってんだ!時間と気持ちを返せ!」という憤りの感情が私の中に充満したのを覚えています。

ここで本来なら担当者に怒りをぶちまけてしまうとこでしたが、その時、今回のフレーズが思い浮かび、怒りが沈みました。「人は聖人ではない。過ちもある。自分をよく見ろ」と。

その担当者を理不尽に問い詰めても、結局状況が変わらないのは明らかです。

心を落ち着けて状況を整理すると、「日曜日を利用する」ことが私たちにとって最優先事項でした。そこで発想を変えて既存の公共の補助のやり方を少し変更を加えることで、うまく日曜日を使えるようなアイデアが出てきました。

怒りは物事強烈に推進する起爆剤にはなりますが、怒りに囚われてしまうと、感情の処理で当事者双方が時間を取られ、すべてが何も生み出さない時間になってしまいます。

「自分もしょっちゅう間違える。他人もそう」と、他人を許すことで「怒り」から感情が切り離し、心のゆとりが生まれ、今回の課題を解決するアイディアを導き出すことができました。

人を許して自分を開放し、自分ができることを探す

主人なき感情の暴走は、時折私たちを取り返しのつかない二次被害を生みます。

ものを壊したり、罵声を浴びせたり、感情の暴走は私たちを理性から本能の動物に変えてしまう危険性があります。

感情を切り離して心のゆとり持つことは、自分を行動を司る自分の気持ちをコクピットに据える大切な役目があるのです。

幸せはあなたの心が決める

幸せはあなたの心が決める

愛するということは決意すること

愛するということは、一つの決意、判断、約束を必要とする

「幸せはあなたの心が決める」より

私の娘が生まれ、そろそろ10年の月日が経とうとしています。

自閉症という言葉を知らなかった頃からはじまり、現在に至るまで本当に娘には色々振り回されてきました笑

なぜいくら娘とはいえ、そこまで関わることができるのか。その理由は分かりません。

ただ一つだけ言えることは、奇声を発しては見捨てようと思うたびに湧いてくる「ほっとけない」という強い思い。それは私の母と喧嘩のたびに突き放しては思う気持ちも同じです。

「愛の反対は無関心」とマザー・テレサの言葉にあるように「愛」はとにかく手間と時間がかかります。 

「愛する」という妙なる言葉の、その深み、重みを娘の育児を通して実感している中で、「愛することは決意だ」というフレーズは私の心に深く印象を残しました。

愛が「好き」に比べて美しさを感じ、未だに私たちの心をとらえて離さないのは、愛は単なる思いだけでなく、揺るがない決意と行動を示しているからです。

「愛」とは人を思いやり、表現した行為の結晶の積み重ねであり、行動なくして愛は成り立ちません。

「愛する」とは、「好き」のような一瞬の感情ではなく、その人を思い行動し続けることに真理があり、「常に怠たらない」ところに真の「愛」の畏敬を感じます。

愛の理想の形は自由にさせること

所有の関係から自立の関係になった時、愛は成長する

「幸せはあなたの心が決める」より

ブログを読んでくださっている方はご存知と思いますが、現在、私は妻と別居して暮らしています。

しかしながらお互いの関係性は良好で、娘のために一致団結して協力するパートナーとして、娘を介しながらお互いの家を行き来しています。

色々紆余曲折を経て、現在では復縁にはならずとも、娘を支えるパートナーとして、お互いが支え合い協力する間柄になっています。

今振り返ると結婚時は「所有の関係」でした。しかも娘の自閉症の育児で神経をすり減らす日々の中で、いつしか教育方針を巡ってぶつかり合ったりすることも多々ありました。

「私の妻」「私の夫」と言うように結婚生活という「所有の関係」が長くなると、次第に互いに関心がいかなくなってきます。

人だけが例外ではありません。

例えば、これまで気に入った服、バッグ、家具、家電、車などを思い返してみてください。

購入前のネットで調べたり、購入した瞬間が気持ちの高揚のクライマックスを迎え、購入後、半年や一年経つとすでに所有したものに関心が薄れていくことに気づくはずです。

そのような心理は決して特異ではなく、「順化」と呼ばれる私たちの自然な心理です。

心理学上の概念。繰り返し提示される刺激によって同種の刺激に対する反応が次第に見られなくなっていく現象

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より

「順化」は人である私たちには誰しも起こりうること。

結婚生活においては「愛情が冷める」のではなく、「気持ちの最高潮」が一旦ピークをつけ、一緒に住み続けることでお互いに慣れていくことは、私たち人の心理として至極当然のことなのです。

ただこの心理「順化」の最大の問題点は、「関心が払われなくなること」。

例えば、私たちにとって生きる上で欠かせない空気、水。

「ないと生きられない」ほど大事なものであるにも関わらず、「当たり前」に慣れきっている私たちは、そこに関心を払うことはありません。悲しいかな、これが私たち人の「サガ」です。

「慣れてしまう」ことの深刻な問題点は、その対象がヒト、モノ問わずどれだけ大切でも、次第に「当然」と思い込み始めて関心を払わなくなり、大事にしなくなること。

それゆえに大切なのは関係性が落ち着いてからのコミュニケーションです。「所有の関係」が続くと互いに「感謝」の気持ちが薄れてきます。

「育児して当然」、「家事して当然「」など「〜して当然」になるとお互いの行為に感謝の気持ちが薄れ、むしろ相手の「非」に注目して責めるようになりがちになり、そのような「馴れ合い」も結果的に結婚生活の破綻へと向かった一原因と捉えています。

離婚 理由 原因

今ではお互いが「所有」ではなく「自由」な関係で成り立っています。彼女が育児に協力するかどうかは私からは強要しません。あくまでの彼女の自由意志で娘の育児に協力をしてもらっています。

このように「自由」の関係になると、毎日の協力関係をお互いが努力して作らなければなりません。この「怠らないこと」こそが人間関係を保つ意味で最も大切な要素なのだと気づかされました。

私たちが「自由の関係」になってからは常に「ありがとう」と感謝の言葉を意識的に用いています。

この「ありがとう」の感謝によってお互いが価値を認め合うようになり、互いの必要性を強く感じることができます。

おかげで今年前半のコロナと娘の自閉症が悪化した苦しい時期も、なんとかお互いが協力して乗り切ることができ、現在に至ることができました。

当たり前 ありがとう

今では私と彼女の関係は以前の結婚時代に比べて、お互いを称え合う関係になり、より成熟しました。

世間的には今の関係性を説明してもなかなか理解してもらうことは難しいと思いますが、そこには二人だけの確信があります。

お互いが共通する娘への思いが、私たちをより成熟した人生の別の意味でのパートナーとしての関係性を築き上げることができました。

そこには確かに「所有」ではなく、お互いを尊重する「自由」の関係があったことは私自身の身を持って得た人生の教訓です。

幸せはあなたの心が決める

幸せはあなたの心が決める

さいごに

社会での成功を目指すことは、自分の才能や成長を伸ばす意味で非常に大切ですが、私たちはみな欲があり、欲にはキリがありません。

成功すればするほど失敗して落ちることが恐怖となり、仮に成功し続けていても不安感が永遠に拭えないからです。よく連勝記録が止まった選手が一言「ほっとした」と漏らすのは、その不安感から開放された瞬間が垣間見えます。

私たちは幼少から「いかに社会で成功するか」のみを学校や大学で教わってきましたが、競争の激しい現代で、その考えを最後まで貫ける人は少なく、結果的に私たちの大部分は三角形の中層から低層の負け組に位置します。

大切なことは心の持ち方。

「幸せはあなたの心が決めること」であり、「社会での成功は必ずしも「幸せ」と直結するものではない」ことをしっかりと認識する必要があります。

成功する如何にかかわらず常に心にゆとりを保ち、「自分らしくしなやかに生きる」ことこそ今の時代に特に大事にされるべき価値観ではないでしょうか。

私のブログが今回紹介した本を手に取るきっかけになれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。

【読書・おすすめ本】「幸せはあなたの心が決める」渡辺 和子 著
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