【読書・おすすめ本】「心がつながるのが怖い 愛と自己防衛」

こんにちは!
ろんじぱぱです!

40年以上も生きているといろいろな困難に出会います。私も人生で2回ほど若干うつ気味になったことがあります。

一回目は香港のホテルで働いていた時、孤独感と週6日勤務に耐えられず、人生の初めての挫折で半年後にお引っ越し。2回目は日本で管理職に初めてなった時に様々なプレッシャーに耐えられず、やむなく1年半で挫折と相成りました。

振り返ると、私がうつ気味になる時の典型的な症状として、当時吸っていたタバコを1箱以上開ける依存症と、寝ても寝ても疲れが取れず、ほぼ一日中寝ていた睡眠障害が挙げられます。

このような症状はほぼ無意識で行われますが、振り返ると、このような行動はすべて自分のキズついた心を守るための自己防衛だったのだなと感じています。

3年前に禁煙した今現在、瞑想をはじめ、色々自分の気持ちと向き合うようになった今でも、軽度ではありますが似たような症状を時折感じることがあります。

無傷では決して生きられない私たちの人生。その中で私たちの弱く、不安定な心を守るために、私たちは無意識に自己防衛を取ります。

今回取り上げる本書は、そんな私たちの自己防衛の仕組みを解説し、心との向き合い方を教えてくれる貴重な一冊です。

この本に魅せられたキラーフレーズ

自身の痛みや他者との間に距離をおくことに、信じられないほど多くのエネルギーを費やしている人がたくさんいます。痛みを引き受け、悲しみや渇望を感じることを自分に許せば、もっと自由になることができます。

心がつながるのが怖い 愛と自己防衛 

心がつながるのが怖い 愛と自己防衛 

著者紹介:イルセ・サン Ilse Sand

心理療法士。デンマークのオーフス大学で神学を学び、C・G・ユングとキルケゴールに関する修士論文を執筆。また、いくつかの心理療法的アプローチの訓練を受けており、デンマークの心理療法協会の会員でもある。数年間、デンマーク国教会の教区司祭を務め、現在はスーパーバイザー、トレーナー、講演者、セラピストとして活動している。

「BOOK」データベースより

この本を読んだ感想

本書は、心理セラピストとして活動した著者が、カウンセリングの中で、人間関係を築くときや今ある関係を続ける際にどのような心の機制が働いているかに着目し、その中で得た知見を紹介しています。

「自己防衛をする理由は何なのか」「自己防衛が良好な人間関係を築く妨げになるのはどんなときか」「どのようにして不適切な自己防衛戦略を取らずに済むのか」など、心にまつわるクセを解読し、どのように付き合ったらよいのかを教えてくれます。

私たちが誰しも持つ心のクセを解説してくれている貴重な一冊です。

気になったキーワードをピックアップ

この本を読んで目からウロコのキーワードを解説します。

うつ病になりがちな人の特徴は心に向き合わないから

自己の内面と距離を置く自己防衛の戦略

「心がつながるのが怖い 愛と自己防衛」より

本書では恐ろしい感情、思考、または願望から自分を守るために自己防衛戦略をとり、自己の内面と距離を置く心の傾向を指摘しています。その典型的な例が「逃避」であり、忘却の一形式で、忘れようと決めた事自体忘れてしまう戦略です。

そのような内的自己防衛の例を紹介します。

  • 転換:ケータイやネットを頻繁にチェックすること
  • 投影:厄介な感情や性質は他人のものであって自分自身のものでないような感覚(いじめ、交通事故、不倫などで加害者でなく被害者を責める心理)(いじめられる方がわるいなど)
  • 自己の無力化:過剰な食事、娯楽、睡眠で無気力にして現実から目をそらすこと
  • 行き過ぎたポジティブ思考:自分の心が害されている時に、隠すために無理やりポジティブに解釈すること

例を見ると自分自身に当てはまる「逃避」の方法が垣間見えると思います。

本書では傷ついた「自己」を守るために一時的に自己防衛戦略を取ることは有効としています。

しかし、私たちが心の自己防衛戦略に気づかず放置しておくと、やがて無意識に自分の気持ちから遠ざかるようになり、やがて人格の一部と化す危険性があることを指摘しています。

私の心のクセは自己批判型で、何かにつけ自分をいじめて追い込むM系でした笑

瞑想などに目覚める以前は、自分の気持がよく分からず、それを含めて「自分」だと思っていたため、自己防衛戦略のような心のクセに気づかず、なんの対策もとれぬまま心を放置していたのです。

自分を好きになる

傷ついた心を放置しておくことはいわば化膿した怪我やキズと同じです。いずれキズの箇所が悪化し、ひどくなると、やがてはうつ病など精神的な病を引き起こす可能性があります。

過去2回、私がうつ病になりかけたのは、当時、自分の心と真摯に向き合わず、救いを求める自分の声に私自身が耳を傾けなかったことが原因と考えています。

心がつながるのが怖い 愛と自己防衛 

心がつながるのが怖い 愛と自己防衛 

感情の起伏のウラにある隠れた感情

感情は重なり合って互いを隠してる

「心がつながるのが怖い 愛と自己防衛」より

このフレーズは私にとって新鮮に感じました。

本書によれば、強い感情である「怒り」や「不安」は一番上の層にある感情であり、喜びや怒りなど他の勘定を覆い隠すことがあると指摘しています。

理不尽かどうかはともかく、客が店でつい怒りを見せるウラ側には「困っているから助けてほしい」という隠れた感情から起因したものが多いですよね。

日常的にポジティブな私も、ふと得も言われぬ不安感に襲われたりすることがありますが、その時は不安を不安のまま放置せず、「なぜ不安を感じたのか」その原因を探す努力をしています。

自分の不安感を突き詰めていくと「焦り」「嫉妬」「怒り」「自己卑下」など別の感情から起因していることが多く見受けられます。

その起因している感情や妄想を「自分がコントロールできるのか、できないのか」で判断するように変えました。

なるべく不安や怒りを感じたら、できるところは努力し、できない他人絡みのところは無視するなど、感情を解体した後は現実的な解決策が取れるように努めています。

私たち自身の自己防衛戦略がどのような傾向になるのかを理解することで、自分と向き合うことができ、自身が納得する対策が決まれば不安や怒りは自然となくなります。

自分の気持に気付くことはまるで自分の吸っている息に気付くように、はじめは難しく感じるので、その感度を上げるために瞑想をすることを是非ともおすすめします!

瞑想 3年間 効果

心がつながるのが怖い 愛と自己防衛 

心がつながるのが怖い 愛と自己防衛 

さいごに

私たちの心は雲のように形を変え、感情を生み出し、私たちの行動に意味を与えます。

私たちが生きるために身に着けた能力「自己防衛」を理解することは、言わば、私たちの心を理解することに他なりません。

自分の心は一生つき合うズッ友です。私たちが親しい友人の性格やクセを理解するように、私たち自身の心のクセや弱みなどを理解する必要があるのです。

そのための最善の方法は心と向き合うこと。そのための最善の方法として今でも私が実践している色褪せない方法「瞑想」を強くおすすめします。

瞑想 6つの効果

灯台下暗しというように、私たちはみな意識が外にいき、内側の心は置き去りです。しかし私たちの行動に大きな影響を与える感情はその心から生み出されるのです。

自分の心のクセである自己防衛に気づき、理解するのに最適の本です。ぜひ機会がありましたら一読をおすすめします。

私のブログが今回紹介した本を手に取るきっかけになれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。

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