【読書・おすすめ本】「LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略」

こんにちは!
ろんじぱぱです!

私は今73才の母と娘、三人で同居生活を送っています。

私の母は今年乳がんの手術をしましたが、まだまだ健全。毎日、私が働きに出られるのは、自閉症の娘を母が見てくれるからに他ならず、非常に大きい家庭内のパートナーです。

以前は70才と聞けば高齢者扱いでしたが、私の母を見ていると、今だ現役さながらにバタバタ動きまくっているので、そこに世間的な「高齢者」は感じられません。

また私自身も今年45才になる予定ですが、まだまだ「おじさん」呼ばわりされる気は全くなく笑、年齢のことは完全に忘れて充実した毎日を送っています。

「100年時代」と呼ばれる昨今、医療の発達によって健康寿命が伸び、本当に「自分のまま」で長生きできる時代がやってきました。

これからは望む望まざるにかかわらず長く生きてしまう時代。

お金、生き様、健康など人生戦略を考えることで、与えられた時間を有効活用し、有り余る時間に溺れぬよう充実した人生にしたいものですね。

この本に魅せられたキラーフレーズ

レクリエーション(娯楽)から、リ・クリエーション(再創造)へ

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略

著者紹介:グラットン,リンダ スコット,アンドリュー

グラットン,リンダ
ロンドン・ビジネススクール教授。人材論、組織論の世界的権威。リバプール大学にて心理学の博士号を取得。ブリティッシュ・エアウェイズのチーフ・サイコロジスト、PAコンサルティンググループのダイレクターなどを経て現職。組織のイノベーションを促進する「Hot Spots Movement」の創始者であり、85を超える企業と500人のエグゼクティブが参加する「働き方の未来コンソーシアム」を率いる

スコット,アンドリュー
ロンドン・ビジネススクール経済学教授、前副学長。オックスフォード大学を構成するオール・ソウルズカレッジのフェローであり、かつ欧州の主要な研究機関であるCEPR(Centre for Economic Policy Research)のフェローも務める。2005年より、モーリシャス大統領の経済アドバイザー。財務政策、債務マネジメント、金融政策、資産市場とリスクシェアリング、開放経済、動学モデルなど、マクロ経済に主要な関心を持つ

「BOOK著者紹介情報」より

この本を読んだ感想

望むと望まざるにかかわらず医療の発達よって誰しもが迎える100年時代が到来しようとしています。

現代を生きている私たちもうすうす気づいていますが、今後はこれまでの「教育・仕事・引退」という3ステージがもはや通用しなくなり、それに代わるマルチステージが登場するとしています。

「変化」を経験することが当たり前の時代が到来し、これまでのように20代前半で受けた教育と技術で一生のスキルをまかなうことができなくなります。

本書で描写されている代表的な3つの異なる世代の人生の過ごし方が、生まれた世代によって全く違う生き方になることを浮き彫りにしています。

これまでは資本主義の影響でともかくお金やモノなどの「有形資産」ばかりを注目しがちでしたが、今後長い人生を享受するには健康、友人、コミュニティなどの「無形資産」が大きな役割を果たすようになります。

「変化」の時代を生き残り、人生の選択肢を増やすために、これまでの仕事以外の時間を「レクリエーション(余暇)」に費やすのみならず、絶えず「リ・クリエーション(再創造)」することによって自分の価値を高める必要があると説いています。

将来の変化の多い不安定な時代を迎えるにあたり、常に自分を変化を厭わない状態「テオネニー(幼形成熟)」を維持し、人生の経験を通して、常に自分を脱皮させつつ新しい人生の選択肢を模索していくことが最善としています。

これまであまり考えもしなかった自分の未来予想図を本書を通じて深く考えるきっかけになる最良の一冊です。

気になったキーワードをピックアップ

この本を読んで目からウロコのキーワードを解説します。

長い人生を楽しむコツ

レクリエーション(娯楽)から、リ・クリエーション(再創造)へ

LIFE SHIFTより

これまで私の母などの世代の人生の構成は「教育→仕事→引退」と3ステージで構成されていました。本書によれば今後も私たちの健康寿命がどんどん伸び、2007年に生まれた人は約50%が100年後の107才まで寿命が伸びるとされています。

今を生きる私たちも今後受け取る年金がすでに先細ってきていることを少しずつリアルな実感として感じています。

これまでのように70才で引退したとしたら残りの人生は30年!とても少ない年金だけではやっていけないのは明白です。

本書では今後を生きる私たちのステージは3ステージから、3.5ステージ、もしくは4ステージにとマルチステージ化していくことを示唆しています。

20代前半で受けた教育だけでは知識が陳腐化して長い人生全体でスキルを維持するのは難しいため、私たちはキャリアの半ばで自分の知識を再度ブラッシュアップする必要があるとしています。

人生のマルチステージを乗りこなすには私たちが持っている様々な有形無形の資産が大切な要素になってきます。

  • 生産性資産 : スキル、知識(所得を増やす様々な要素、有形資産) 
  • 活力資産 :健康、幸福、友人関係、パートナーとの関係(無形資産)
  • 変身資産:変化に対してオープンな姿勢、多様性に富む人脈、自知(変化に必要な資産、無形資産)

私たちはこれまでお金、モノを中心とした生産性資産を中心に焦点をあててきました。

長いマルチステージを乗り切るには生産性資産のみならず、体を資本とする健康や周りの人との人間関係の他、変化を厭わない姿勢など、あらゆる要素が必要になってくるとしています。

今現在私たちが行っている仕事から帰ってきたらリクリエーション(娯楽)にふけて毎日が終わることは、これまでの3ステージでは黄金の公式でしたが、3.5ステージ以上になればその意味合いが変わります。

時間は常に有限であり、毎日私たちが自由になれる時間は限られ、仕事の日は2,3時間くらいしかないでしょう。

その与えられた2,3時間をどう過ごすかでリクリエーション(再創造)して新たなる自己価値を生み出し、長い人生を生き抜く新たなスキルや知識を磨く必要があります。ことを本書を通して強く感じました。

今後は余暇の過ごし方が自己投資の時間になっていくことを強く再認識させられました。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略

長い自分の人生を受け入れる価値観とは?

100年以上にわたりアイデンティティを維持し、人生のさまざまなステージに一貫性をもたせることは、簡単でない。

LIFE SHIFTより

これまでのような3ステージを生きる世代にとっては、仕事が人生の大半であり、仕事=アイデンティティの図式が成り立っていました。

しかし、今終身雇用が守られず、コロナを含め、変化が激しい昨今では、これまでのように本業一本足打法だけでは若干不安な世の中になってきています。

副業を奨励する企業も多く生まれる中で、私たちは否が応でも本業のみならず、本業以外の趣味や副業から収入を得る3.5ステージの時代に突入しつつあります。

私たちは人であるが故に、知性があるが故に人生に意味を見出そうとします。私の家の犬のように毎日を過ごせれば人生安泰なんですがね笑

扇風機 犬

これまで全く人生に意味を見いだせなかった私ですが、幸い娘の自閉症をきっかけにして、自閉症の娘を育てることに生きる意味を見出すことができました。

それが転じて今では自分を再度磨くべく食事や運動を見直して瞑想を取り入れることで、数年前より精神や肉体面で格段にレベルアップした自分になることができ、現在ではブログも書けるようになっています。

5年ほど前から将来の資産を築くため株式投資も行っており、ブログと株と本業が現在の私を織りなすアイデンティティになっています。

今はブログの収益はさっぱりですが、不思議と続けていられるのは、知識のアウトプットに興味がある何よりの証し。

ブログを続けて知識に触れ続けることで自分の軸であるアイデンティティが仕事以外で確立しつつあることに手応えを感じており、それがほぼ無収入に近いブログを書き続けるモチベーションにもなっています。

将来的には今の知識の延長線上として心理カウンセラーなどもセカンドキャリアとして考えるようになってきており、将来、様々な挑戦する上での知識の基盤づくりがブログ活動を行う原動力になっています。

自分が将来何を目指すのか現在も模索中ですが、娘の人生と私の人生が両立するようなアイデンティティを求めて、焦らずゆっくりと自然な変化を楽しんでいます。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略

さいごに

これまでの世代は一生懸命仕事に励み、残り10年前後の老後生活を送って人生を全うする時代でした。しかし今では70才で引退したら残りは30年もあります!

30年間を細る年金のみで凌ぐのは間違いなく不可能。健康という「無形資産」に目を向けて仕事で働ける現役寿命を伸ばし、同時に何かの副業で副次的な財産を得ることが求められています。

そのためには「仕事に染まる自分」意外のアイデンティティを仕事以外の分野でも確立することが大切です。

以前「超訳ニーチェの言葉」の中で、ニーチェが予言した「末人」というひたすら安楽を求め続ける人の怠惰な思考があります。

超訳ニーチェの言葉

くしくも現代、ネットとゲームなどの娯楽によって仕事が終わったらひたすら娯楽にふけって毎日を同じように過ごす生き方が一般的になってきています。

しかし、それが通用するのはこれまでの3ステージの人生のみ。

今後の3.5以上の人生ステージでは自身の「リ・クリエーション(再創造)」が長い人生を有形、無形資産の両面で豊かさをもたらす必然的な投資になってくると強く感じました。

与えられた今日という余暇をネットとゲームのみに明け暮れるのではなく、仕事以外の何かかできる「自分探し」を常に好奇心を持ち続ける姿勢が求められています。

私も依然として人生のポートフォリオを模索中ですが、そのような好奇心と趣味に身を置く自分に非常に充実感を感じています。

将来、それでお金も稼げるかどうかは未知数ですが、その好奇心の行き着く先にその答えがあることを信じています。

私のブログが今回紹介した本を手に取るきっかけになれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。

【読書・おすすめ本】「LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略」
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