【読書・おすすめ本】「思考の整理学」外山滋比古著

こんにちは!
ろんじぱぱです!

今回紹介する本は、東大、京大で2年連続で一番読まれた本というミリオンセラーの一冊。

タイトルを見ると、いかにも難しそうなことを書いてあるように思いますが、本の内容はエッセイ調で、抵抗なくスラスラ読めます。

特筆すべきは、この本が1986年、なんと35年も前に刊行されたものであるにも関わらず、その内容は今の時代でも全く色あせていないことです!

現在の本は科学的分析によって、様々な行動の正当性が解析がされていますが、この本は著者の感覚に基づきつつ、すでにその答えに一昔前にたどり着いていることに深い感銘を受けました。

一昔前の本だけあって、時代の違いにクスっと笑う場面もありますが、その本質は時を越えて通用することが証明されています。

気軽に読めて、収穫が大きく、しかも非常にコスパがいいと、一読の価値がある名著です!

この本に魅せられたキラーフレーズ

学校はグライダー人間の訓練所である

思考の整理学

思考の整理学

著者紹介:外山滋比古

1923年生まれ。文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学英文科卒業。『英語青年』編集長を経て、東京教育大学、お茶の水女子大学などで教鞭を執る。専攻の英文学に始まり、テクスト、レトリック、エディターシップ、思考、日本語論の分野で、独創的な仕事を続けている。著書に『思考の整理学』『ことわざの論理』『「読み」の整理学』『知的生活習慣』(筑摩書房)など多数。

「BOOK」データベースより

気になったキーワードをピックアップ

この本を読んで目からウロコのキーワードを解説します。

学校の教育のあり方とは?

学校はグライダー人間の訓練所である。

「思考の整理学」より

この言葉一つでこの本に引き込まれました。

与えられた勉強だけをしていればバラ色の人生が待っていると両親に教えられたのですが、大学合格後、残酷に待ち受けていたのは「自分の考えをもってない自分」でした。

オーストラリアに留学した時も、海外の学生はとにかく「自分の考え」を持っています。彼らの自己主張の強さに、空気を読んで過ごしてきた私は、圧倒されたのを鮮烈に覚えています。

模倣と失敗を繰り返し、やっと今になって自分軸がでてきました。自分で考える癖を学校教育で身につけてなかった私には、20年近くの歳月がかかったことになります。

「グライダー」とは自前でエンジンを持たず、たとえ滑空しても高度を上げることはできず、下降していくだけの飛行体のたとえ。対してエンジンを備える「飛行機」は、自分の考えを持って、自分の行きたい方向に機首をコントロールできます。

グライダー教育の最大のデメリットは詰め込み教育。短期間で効率化するために必ず正解が用意されています。

テストで💯を取ることが至上命題になり、そのような教育の果てには、私たちは世の中では何でも一つの正解があると考えるようになり、多様性のある考えを排除する傾向にあります。

また100点満点という完璧感から、「完璧主義」が生まれ易く、失敗を恐れようになりがちです。

現代の主流は行動主義。はじめは20点でも、トライ・アンド・エラーを重ねて、100点に近づけていくのが今風の思考法です。

はじめから100点満点以外は認めず、恥を感じるような「完璧主義」に陥ると、結局失敗を恐れて何も行動しなくなってしまいます。

「自分の考えをもつ」ことは非常に大切。なぜなら何事も正解はひとつではないから。自分の人生の答えだってひとつではないのです。

他人に与えられた「きれいな解答」よりも、自分で何回も考え、なぐり書きした、「納得した解答」のほうが、より人生を充実させることができると考えています。

思考の整理学

思考の整理学

最も簡単に自分のパフォーマンスを上げる方法

どんなことでも、朝飯前にすれば、さっさと片付く。朝の頭はそれだけ能率がいい

「思考の整理学」より

科学的分析が進んだ現在では、空腹であることが、まるでサバンナの捕食者のように、私たちの集中力や認知能力全般を向上することが証明されています。

空腹 最強のクスリ

当時は、無論そのような知識はなかったにも関わらず、著者の感覚から、「朝飯前」という熟語を用いて、重要な作業はランチを食べる前に行うことを推奨しています。

私も実感しているのは、読書やブログも午前中が非常に効率がいいこと。ご飯を食べると基本やる気が50%くらい失われます。それほど空腹のハンターモードは高パフォーマンスを維持してくれるのです。

「朝飯前」という言葉にそのような含蓄があることを知って、改めてこの熟語の深みを本書を通じて学びました。

がんばっていればいいことがある

大げさな発見ではないけれども、セレンディピティ的現象は、日常の生活でもときどき経験する。

「思考の整理学」より

セレンディピティという英語はご存知でしょうか?素敵な響きで、大好きな英単語のひとつです。

セレンディピティ( serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

出典: フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)より

思えば、今の私を作り上げたのは、ほぼ偶然の産物です。

心理学に興味を持ち始めたのは、自閉症の娘の育児がきっかけ。また瞑想を始めたきっかけは、当時職場でうつになりかけたから。

筋トレの馴れ初めも、うつ病や悩みは筋トレで解消できると本で知ってから始めたものです。

超筋トレが最強のソリューションである

今現在では、株好きを通じて、苦手だった仮想通貨もリスク管理をしながら、新たに挑戦しています!

セレンディピティは「引き寄せの法則」とも似ています。

スバル車に興味を持てば通りがかりのスバル車ばかりに目が行くように、興味を持った対象を中心に私たちの脳は情報を優先して伝えます。

偶然の前提に私たちの意志や状況があり、そこで奮闘している偶然の産物、希望の光がセレンディピティだと考えます。

大切なことは、どんな状況でも、どんな原材料でも、腐らず、人生の料理を工夫して作り続けること。

その結果、思わぬ美味な新料理が生まれることを信じて疑いません。セレンディピティを信じて今日も精進しています(*´ω`*)

思考の整理学

思考の整理学

さいごに

私のブログのタイトルは「我がままに」。

過去の自分と現在の自分を比較して変化したことは、とにかく「自分で考える」ような習慣ができたこと。

情報に触れる中で、自分に関わることなら、鵜呑みにせず、冷静に他の情報も探索しながら、必ず「自分なりの答え」を探します。

もちろんその答えが合ってなければ、すぐ変更しますし、そこは臨機応変。間違っていたらすぐ修正です。意固地にひとつの考えに固執することはしません。

「変わること」を「自分を見失った」と捉えるのではなく、「自分が進化した」と捉えると、起こるすべてのことから「学び」が得られます。

他人や環境のせいにせず、自分が決めると考えることは、人生に起こる出来事に関わらず、確実の自分の幸福感を上げます。

ぜひ本書を通じて、思考をひとつのモノととらえ、整理することをおすすめします。ベストセラーに見合うだけの、目を通すべき知識をもたらしてくれますよ!

私のブログが今回紹介した本を手に取るきっかけになれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。

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