こんにちは!
ろんじえぱぱです!
毎日の生活の中で私たちの平静な心は常に揺れ動いています。
仕事や家庭での行き違いやいさかいがあると、時には心がささくれ立ち、凹んだり、気分が落ち込んだり、心の城は常にストレスという外敵から襲来を受けています。
ストレスを受けてそのままにしていると、ストレスからくるネガティブ思考が次のストレスを呼び、ストレスの網の中で知らずにかもがき苦しんでいる自分に気づいたことがよくありました。
ストレスはサイレントキラーと呼ばれます。
ステルスのようにスルスルと脳内に入り、知らぬ間に脳全体を無意識にマイナス思考にハイジャックし、一度マイナス思考に占拠されるとどれだけ心の鍛錬を積んでも回復するのに時間がかかります。
心の強い人は心にストレスを寄せつけない防御壁を準備しています。
日常生活でストレスが生じた新鮮な瞬間にストレスを察知し凍結させ、心の城への侵入を許さない魔法の言葉を紹介します(*´ω`)
メンタルコントロールに認知的不協和を利用する
認知的不協和という心理学用語をご存じでしょうか?
認知的不協和(にんちてきふきょうわ)とは、人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。アメリカの心理学者レオン・ファスティンガーによって提唱された。人はこれを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられている 。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
有名な話にイソップ物語の『きつねと酸っぱい葡萄』があります。
木の高いところに沢山のブドウを見つけたキツネは何度もジャンプして食べようと試みますが、どれだけ頑張ってジャンプしてもブドウには届きません。悔しくてたまらないキツネはあきらめられない気持ちを抑えるために自分の心理を変えたのです。
「このブドウはきっと酸っぱくてまずいに決まっている」と。
このように『認知的不協和』とは自分の周りの環境が自分の認識する状況と異なった時(不協和)に生まれるストレスです。
人はその認識のズレを解消するために、自分自身の言動や心理状態を変化させて、そのズレを解消しようとするのです。
キツネは食べられなくて悔しさいっぱいの現状の不協和を受け入れるため、心理を変化させ、「ブドウをまずい」と決めつけることによって自分を正当化し心を守ったとも言えます。
認知的不協和を使った時の心理の変化
この認知的不協和の心理変化を自分の心が凹みそうな時に応用できます。
例えば最近のツイートの「さあここからいこうか」が認知的不協和を利用した魔法の言葉になります。
上のツイートは母のがんの告知直後にしました。本来はむちゃくちゃ凹む場面だったのですが、魔法の言葉を唱えると不思議と心が強くなる気がするのです。
本来確実に気落ちする場面でポジティブな魔法の言葉を無理やりでも吐くことによって、心が不協和状態になります。
「あれっ?なんでがっかりする場面なのに【さあいこうか】ってどうゆうこと?」
と、心が不協和ストレスを察知し、それを解消するために言動や態度がポジティブに変わることに気づきました。
私は不快やストレスを感じた時にすぐ唱える3種の魔法の言葉があります。
- 「OK」 (いかなる現状でも一旦逃げずに受け止める覚悟
- 「さあいこうか」(現状を受け止め、打開する方法を模索)
- 「まあ落ち着こうか」(パニックになりそうな時自分の心をなだめる)
結構子供じみた遊びのようかもしれませんが、心をだますには本当に効果的です!
不快な状況を受けると当然、ネガティブの連鎖が始まります。
他人を責めたり、自分を責めたりしていつの間にかネガティブの渦の中に引き込まれていくのがネガティブ思考の恐ろしいところ。
この魔法の言葉はそんなネガティブ思考の渦に引き込まれそうになる自分の心を引き上げ、負の連鎖を断ち切ってくれるので、状況が厳しい時に少しでも考える心の余地を与えてくれます。
論より証拠です。いぶかる気持ちも分かりますが、だまされたと思って試してみて下さい!
呼吸コントロールで自律神経を整える
せっかく魔法の言葉を唱えて心を引き留めてブレーキをかけても、心がアクセルを踏みっぱなしではいつまた暴走するか分かりません。
魔法の言葉と同時に取り入れたいのが心の興奮を抑える深呼吸です。
なぜベタな深呼吸なのか?
ストレスが体の闘争本能を呼び起こすと、呼吸が浅く早くなり、全身の血液を巡らせ心拍数が上がり戦闘状態になります。
そんな戦闘状態を解除する方法はただ一つ。
ゆっくり深呼吸をすることによって体のアクセルとブレーキを司る自律神経に働きかけます。
緊張と呼吸の速さは比例します。体はゆっくり呼吸していると緊張しなくなるのようにできているのです。試しにやってみて下さい。ねっ?できないでしょ?
意図的に呼吸を深くしゆっくり行うことで、闘争状態で見失った自分の心に気づき、心のコントロールを取り戻すことができるのです。
深呼吸の目安はゆっくり4秒吸って、4秒息を吐くだけ。
横隔膜が上下し、息が出入りする様子をじっくり観察できればさらに心が落ち着く効果が高まります。
イフゼンプランニングで心の準備を
魔法の言葉をいくら覚えても、いざ緊張した場面では我を忘れパニックになり、何もできなかったというのはよくあります。
そんな不安定な行動コントロールを安定させるため、目標達成に絶大な効果を上げるイフゼンプランニングで予め心の準備をしておけば、いざという時も素早く行動に移せます。
IF THEN プランニングのやり方は非常に簡単です。
『Xが起きたらYを行う』
ということを事前に決めておくだけです。文字通りIF(もし)Xが起きたら THEN(それから)Yをするという事前計画ですね。
何か不快な状況が起こったら
- 込み上げてくる不快な気持ちを察する。
- 魔法の言葉を自己暗示のように唱える。
- 同時に深呼吸を行い、心の平安を取り戻す。
始めのうちはたどたどしいですが、慣れてくると心が習慣化されて何も考えずとも勝手に自動消火してくれるので、非常に役に立ちます!
イフゼンプランニングは怒りを鎮める時にも効果を発揮しますよ。
まとめ
現代のストレス社会を生き抜くうえで心の回復力(レジリエンス)が盛んに取り上げられています。
特定の宗教を持たない私たち日本人の心は言わば真っ白なキャンパス。
心の拠り所がない分、いざストレスに襲われると心を救う方法が分からず、他人に八つ当たりしたり、ストレスによる食べ過ぎ、ヤケ酒、うつ気味になるなどなすがまま。
日本人の心の強さは信念がない分、心の拠り所を宗教を持つ外国の方に比べて非常にもろいように感じます。
忍び寄るストレスの来襲に気づき、自己暗示により心の周りに魔法陣を敷けば、心の城をストレスから守り余裕を持って事態への対処法が見つけやすくなります。
あなたを守る魔法の言葉、是非お試しください!
心の城については過去記事もご覧下さい。
私のブログから何か少しでも皆さんの考えの一助になれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。
ろんじえぱぱ