こんにちは!
ろんじえぱぱです!
このブログを書くようになりスタンディングデスクとステッパーが生活の中心になってはや10カ月。
一日の余暇の平均2時間以上をブログに費やすので、必然的に家でも食事以外は座らない生活に慣れてきました。
このことを話すと仕事の同僚からは好奇な目で見られますが、まあやはり自分もちょっと変わってますよね(笑)
今回はなんで私がそんな奇妙な生活をすることの意外な健康上のメリットについて紹介したいと思います。
座る時間が健康にもたらす影響
私たちの現代は便利社会。外出先でも電車、車、エレベーターなど、常に「座る」生活が便利社会のアイコンとして位置づけられています。
私たち日本人の平均坐位時間は先進国の中でも最長で7-9時間と言われています。
確かに「座る」生活は楽なので脳が喜びますが、じつは体はそのように感じておらず、座る生活が続くことによって様々な健康被害がでることが証明されつつあります。
座ることが悪いのではなく、座り続けることが健康被害をもたらす悪習慣なのです。
座る時間が長いほど死亡リスクが上がる
一日に6時間以上座る生活が続くと一日3時間以下しか座らない人に比べて15年内の死亡リスクが約40%も上がることが明らかになっています。
しかもこの数字は運動している人も変わらないという恐ろしい結果になっています。
私たち人類の先祖は歩くことによって栄養価の高い食料を得て生き延びてきました。江戸時代の庶民でも平均2万から3万歩と言われています。
私たち祖先にとって歩くことは生きることそのものであり、脳の進化もあることによって支えられてきたといっても過言ではありません。
ところが今では少しでも歩くと「つかれた~」を連発。すぐへたり込む人が続出しています。文明社会の弊害。文明病です。
この文明病こそが、現在私たちを悩ませる三大生活習慣病のもとであり、また原因不明の精神疾患のモノでもあることに気づく必要があります。
父の最後を見て分かったのが、「人は動けなくなると死ぬ」という厳然たる事実。
病気はそのきっかけでしかなく、結局寝たきり生活で足腰が弱体化することによって、体力、精神力、思考力を奪いとられ、そして最終的に無気力となり生きる力すら奪っていくプロセスを目の当たりにしました。
私たちの体はそもそも長距離を歩くことによって心身を健康に保つようにできています。反対に言えば、一定の距離を歩かないと人体は不調をきたすようになるということ。
便利な世の中になってなぜこれほど精神的な病気やアレルギーが増え続けているのか。私たち人類は弱くなっているのではないのか?
そうです。私たちは便利を受け入れ重力を感じなくなった代わりに、その代償として体の真の生命力が弱くなっている事実を受け入れなければなりません。

座る時間が長いほど肥満になる
座った瞬間から第二の心臓と呼ばれるふくらはぎの活動がほぼ停止します。ふくらはぎの活動が弱まれば自然と血液を心臓に送り返す力が弱くなるため、全身に酸素や栄養を届ける血液の循環が滞ります。
血液が滞るとどうなるか?
まずドロドロの血から血栓ができやすくなり、血液が詰まる血栓はがんや疾患などのあらゆる死をもたらす万病のもとになります。それが死亡リスク40%上昇の根拠です。
それだけでなく、血液が滞れば新陳代謝が下がりカロリー消費が必然的に落ちます。消費カロリーは座ると1分ごとに下がっていきます。善玉コレステロールも座って二時間後には20%減っていきます。
また座ることにより脂肪を溶かす酵素の分泌が90%が下がります。便利社会の座り続ける生活はどう見ても肥満と不健康に直接影響を与えるライフスタイルなのです。
座る時間が長いほどメンタルが弱くなる
現在私たちを取り巻く精神疾患やメンタルヘルス問題。座る時間が長くなれば慣れるほど不安症の傾向が増加する研究結果が出ています。
スマホ、テレビ、ゲーム、はたまた通勤やデスクワークまで座ってばかりの生活で姿勢が自然と前かがみになると猫背の原因となり、姿勢の悪さが心身の悪影響を及ぼします。
ふくらはぎの活動停止による人のエネルギー生産の低下は肥満のみならず、血液の循環によって支えられている脳の活動の代表であるメンタルに直接の影響をもたらします。
前回のブログにてステッパーを用いた読書が集中力が20%ほど上がると紹介しました。
立って作業をすることによる能力は私たち人が本来持っている能力にすぎず、「座る」行為がその能力を低下させているだけに過ぎません。
座る時間を減らせば減らすほど、私たちはより活動的になり、活動的になることで不安要素を減らし、行動派になることを示しています。
座る時間を減らす
これまで読書やネットを当たり前のように座ってしていたことをちょっと試しに立ってやってみませんか?
特に読書やブログ、仕事など知的作業に関しては、立って作業をした方がより集中力や学習脳力が上がりますし、スタンディングデスクは本当に効果的です。
ゲームする人も立ってやってみませんか?絶対集中力とパフォーマンスがあがりますよ!
私たちが一番時間をかける作業を立って行うことができれば、必然的に座る時間がなくなるので、意識して行うと心身の健康状態が上向きになり、気持ちも積極的に、より前向きになっていきますよ。

座らない生活の感想
さて実際私がブログを書き始めた3月からはや10カ月間座らない生活を続けていますが、半年間で私が感じた率直な感想をお伝えします。
座らない生活は 集中力を上げる
ブログを始めた当初は座って作業を行っていましたが、テレビやネットの誘惑に弱く、すぐ集中力がとぎれがち。本来1時間で終える作業が、2時間、3時間と倍以上かかり、時間効率が非常に良くありませんでした。
今ではスタンディングデスクとステッパーで集中力はかなり上がり、スマホがたとえ近くにあっても、特に誘惑されることもなく集中して取り掛かれます。
また読書も同様に立って読むことで集中し、記憶に残る情報量も段違い。立って読むなんて見た目は確かに奇妙ですが、この効果は目に見えて絶大です!
雑音に惑わされにくくなり、容易に一点集中が可能になります。
この前母の付き添いで病院に行った時もずっと母の隣で立って読書していてたら、周りの患者さんの好奇な視線を感じましたけど気にしませーん(笑)
座らない生活は 時間を効率よく使える
座ることは確かに気持ちが良いです。私も食事しながらテレビを見たり、ネット見たりすることは大好き。
でも座りつづけているとどうしても次の行動を起こすのが面倒になります。立ち上がること自体が億劫になってくるのです。いわゆる「根が生えた」状態になります。
そうなると座ってから次の行動を移すたび、立ち上がること自体に面倒を感じてメンタルを消費します。行動して戻り、また座ってを繰り返すと、立ち上がるたびにメンタルの消耗の連続です。これでは作業効率が上がらず、意味のないストレスも増えていきます。
座らない生活の魅力はその身軽さ。立っている状態で作業をすべて行っているので、次の行動になんのちゅうちょもなく移れます。ストレスゼロです。
毎日帰宅すると、明日の自分のランチと夜の食事の準備、それから夜の運動して、シャワーを浴びてと一通りのルーティンがあって初めて夜の食事です。
もし家に帰ってそのまま座ったら、もう最後です。何もできなくなり、そのままこたつで寝てしまうかもしれません。
座ることの意識的な面のデメリットと心の弱さを知っているからこそ、時間を効率よく使うために敢えて立ち続ける生活を行っています。
座らない生活は疲れない
これが一番私が感じている意外性です。一日立って生活していると疲れると思いますよね。座らないことによる体の疲れは実は一日の睡眠でだいぶ回復できることを発見しました。
それだけでなく、立って作業をすることで一点集中ができ、雑念で疲れるマルチタスクが減ります。
ストレスは睡眠の大敵であることは周知の事実。雑念に頭がからめとられると常に複数のアプリが頭の中で起動し、メンタルを消耗していきます。
座らない生活はマルチタスクによるストレスから身を守る良い副次効果もあります。
この生活を通じてメンタルの疲れのみが一日の睡眠でも回復できない唯一の疲れであることも実感しました。
メンタルが疲れると鉛が体に張り付いているような感じになり、次の日のすべての行動にも支障をきたすので、なるべくストレスをためない生活を同時に心がけています。
座らない生活は 睡眠の質を上げる
座らない生活の疲れは睡眠がしっかりしていれば持ち越しません。かえって一日の疲れを心地よく感じてぐっすり眠れることができ、睡眠の質が上がるからです。
いつも夜の12時まで起き、朝5時半には起きる生活を繰り返していますが、疲労感で動けなくなるような体験は一度たりとも感じたことはありません。
疲れているかと問われれば、つねに若干の疲労感はありますが、ブログや読書やらで充実感が常に上回っているので気にならない状態です。

まとめ
最近、学校に講演を聴きに行ったのですが、2時間も座るのが辛くって辛くって本当に何度も途中で立ち上がって聴きたくなってました(笑)
私たち人間のすごいところは良くも悪くも「慣れる」ということ。どうせなれるなら悪習慣に染まらず、良習慣に染まりたいものですよね。
慣れるまでは確かに違和感と疲れを感じるかもしれませんが、その後の健康効果は年を重ねれば重ねる程価値が出てきますよ。
人類の進化上の本来の座らない生活スタイルに移行することは想像以上の健康価値があります。 ぜひ無理のないペースで座らない生活を少しずつでも取り入れることをおすすめします(*´ω`)
私のブログから何か少しでも皆さんの考えの一助になれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。
ろんじえぱぱ