【自閉症 育児】子どもを注意する時気をつけていること

こんにちは!
ろんじえぱぱです!

人を注意するというのは本当に難しいもの。子供でも大人でも同じ人です。

注意の仕方には注意する人のコミュニケーションスキルの集大成が問われ、決して簡単なものではなく、正解がない永遠のテーマです。

私たちも人生の中で注意されて傷ついたり、「こんなこと言わなくてもいいのに」「分かってるよ」と思ったことは少なくないと思います。

ところが親になった途端にそんな気持ちはどこへやら。

子どもに成長してもらいたいという一心で心の余裕がなくなり、気が付けば子どもの気持ちを考えず注意してばっかり。

日頃の反省を込めて、娘を注意する時に特に気をつけていることを紹介します。

子どもは注意されてばかり

ある時、娘を注意していて思いました。「この子は一日何回、色々な人に注意されているのだろうか」と。

そしてこれまでの約10年間、一体何百、いや何千回以上注意されてきたのだろうかと考えた時に、ゾッとしたことがあります。

私たち大人は親や上司に一回でも注意されるとそれなりに心がささくれ立ちますよね。それが毎日となると、いったいどれ位心に影響を与えるのか心配になりました。

毎日叱られてばかりの生活を送っていると自己評価が否が応でも下がり、子どもの自己肯定感が低くなりがち。

自己肯定感はありのままの自分を受け止め肯定できる非常に大切な感情です。

自己肯定感が低くなると自信が喪失して挑戦をしなくなったり、親の機嫌を気にばかりするようになって自分の持ち味がなくなり、小さくまとまった子になってしまいがち。

私たちが子どもの成長を望むのに注意したりするのは避けては通れませんが、なるべく子どもの自尊心などを傷つけずに注意する方法を常に模索しなければなりません。

怒りの感情を抑えて注意する

そもそも注意をする目的は 子供の成長を促すための改善のメッセージを伝えることです。

しかし子どもの行為を見て烈火のごとく怒ってしまうと、いつしか本来の目的を見失って自分の怒りをただ子どもにぶつけることに終始しがち。

注意をはき違えて自分の怒りの感情を吐き出す自己満足に終わらせない認識がとても大切です。

以前に怒りのコントロールの大切さをブログに書きました。

 子ども 叱る コツ

自閉症の娘はとにかくおてんば!毎日何かしらのいたずらをするか、人の言うことはまず素直に聞きません。

娘を相手にしているというより自分の怒りの感情に向き合う時間が多くなってきて結果いろいろなことを学びました(*´ω`)

怒り イライラ コントロール

なぜ一見無謀とも思える怒りをコントロールしようとするのには意味があります。

反応柔軟性という能力をご存じでしょうか?

何か行動を起こす前に間を置く能力のことを指す言葉で、感情という情動に同化するのではなく、湧き上がった情動を客観的に観察することができることを指します。

ナチスの強制収容所を生き抜いたオーストリアの心理学者ヴィクトール・フランクルの名言に反応柔軟性に触れた部分があります。

『刺激と反応のあいだには間隔がある。その間隔に、反応を選ぶ私たちの自由と力がある。私たちの反応の中には、成長と幸せがある』

出典:「サーチ・インサイド・ユアセルフ」チャディー・メン・タン

子どもが意に沿わず、自分に怒りの感情が湧いてきても、反応柔軟性が優れていれば冷静に感情を受け止め、その後の選択肢を選べます。

「怒る」「許す」「諭す」「大目に見る」実は色々な選択肢があるはずなのに情動と同化すると、ただやみくもに怒鳴ってしまいがちになります。

これではお互いの感情を闇雲に疲弊させて、恨み感情しか残りません。本来の注意の目的を完全に忘れてしまっています。これでは躾どころではありません。

反応柔軟性は子どもの育児にとどまらず、人との付き合い上避けられない感情的な摩擦を柔軟に受け流す非常に大切なスキルです。

私が毎日行っている瞑想こそ反応柔軟性を上げる心の筋トレです。

毎日5分の瞑想で心に落ち着きが戻り、自分の感情の盛り上がりを客観的に受け止められるように脳が変化していきます。

瞑想 3年間 毎日 効果

心は常時穏やかになり、荒れた時にはその心の流れに気づいて、深呼吸など色々な対処法を前もって行うことができます。

私たちの環境は仕事、家庭、育児でも常に人との関わりが欠かせません。関わる回数が多くなればなるほど、思い通りにいかないことや摩擦を起こす可能性もあります。

こうしたトラブルを反応柔軟性により未然に回避できれば人生のストレスが激減し、自然と幸福優位のポジティブ感情になっていきます。

育児とは若干話題がずれましたが、感情をコントロールする能力は育児のみならず家庭や仕事で必ず役に立つので毎日5分の瞑想をぜひおすすめします。

子どもを注意する時、気をつけていること

感情の盛り上がりを冷静に受け止めるほかに、私が娘を注意する際に他に気をつけていることをまとめました。

注意する目的を考える

繰り返しますが、注意をする目的は「子どもの成長のために改善をうながすこと」。これに尽きます。

怒りの感情はなるべく極力抑えて、常に諭すように娘に話しかけるように気をつけています。

怒ったら私の負け。常に敵は自分の中に居ると考えて自分の感情に向き合っています。

その場で注意する

娘を注意する時はなるべくその場で注意し、原則後回しはしません。

後回しにするとまず記憶が薄れるので、叱っても娘が行為自体を忘れている可能性があり、注意した効果が弱いと感じました。

またあとから注意するとどうしても今さら感がでます。

せっかく娘が気分よく遊んでいる時に、以前の出来事で不必要に叱って現在の気分を害してしまっては双方にとって感情的な損失しかありません。

もし連絡帳を見て学校での粗相があった場合は、気持ちを落ち着けて娘に最低限のことだけ、やさしく諭しています。

感情をぶつけて怒ると、「強く叱ってやったぞ!」とやりとげた感はでますが、それは単なる自己満足に過ぎず、子どもの心はその陰で傷ついています。

娘が自閉症であるが故に、何度注意しても繰り返してしまうことがしょっちゅうありますが、病気を憎んで娘を憎まず。

娘に向き合うことは自分に向き合うことに等しい。今は私自身の精神修行のようにやりがいを感じて、どのような時でも如何に娘に落ち着いた気持ちで諭すように精進する日々です。

その場の行為のみを注意する

これは娘を注意する際の大前提ですが、娘を注意する時は今間違いを犯した行為のみ焦点を合わせて注意します。

怒りに染まると勢い余って、「前にもやったよね」と過去の似たような行為を掘り起こして非難したり、今度は「また繰り返すんだろう」と未来に先回りして非難したりと、つい現在のことを三次元的に非難をしがちです。

大切なのは今現在犯した間違いのみについて諭すこと。過去も未来も、まったく現在の行為とは関係がないのです。

過去は変えられず、未来は誰にもわからない。

必ず「今」の行いに対してのみ注意を行うよう心がけています。

人格を否定しない

子どもを注意しているとつい興奮して行為のみならず、子どもの性格まで批判しがちになります。

人格否定と言うとそんなひどく非常な感じがしますが、私を含め親が育児の際につい言ってしまうようなフレーズがたくさんあります。

「いくら言っても分からないね」、「もう小学生でしょ」「他の人は~」「あなたはだめな人」など、つい口走ってしまいがちですよね。

自分のありのままに受け止め、自身の可能性を信じることができる自己肯定感が下がると、親の視線ばかりを気にするようになった小さくまとまった子どもになってしまいます。

親からすれば聞き分けのいい子で育児が楽かもしれませんが、その歪んだ性質はやがて大人になった時に得も言われぬ形で表面化する可能性があり、その人の人生を歪める可能性すらあります。

子どもの持ち味は好奇心と冒険心、失敗を恐れず何度もめげずにチャレンジする精神であり、我々大人こそ見習うべき人生を楽しく過ごせる資質を子どもはみな備えています。

注意は行為のみに向け、改善を促す。性格には触れない。ただそれだけです。

親が自分の盛り上がった感情に急ブレーキを掛けられず、勢い余って子どもの行為以外を非難する時が私も含めてありがちなので、自戒の意味も込めて今後さらに気をつけていきたいと思っています。

短く注意する

娘に注意が終わったら、すぐ娘と仲直りするよう心がけています。一つの行為をグチグチと長引かせて引きずったりするのは賢明な選択ではありません。

注意することは、注意する方もされる方も双方に精神を消耗します。子どもが注意の内容に集中できるのはほんの一瞬限り。

もし注意が終わった後でも親がグチグチ怒っていてはせっかくの躾もどこへやら。子どもは親の感情のはけ口にうんざりして、せっかくの注意も効果が半減してしまいます。

注意が終わったらすぐ仲直り。愛情を伝えて信頼関係を示すことが大切です。

返報性の法則は私たちが施しを受けたら何らかのお返しをしようという心理を指す心理学用語。

ネガティブを与えればネガティブが戻り、ポジティブを与えればポジティブが戻ってきます。

短くても真剣な表情で伝えれば、きっと子どもはその気持ちを受け止めます。無駄に長く話せば、親の感情のたれ流しで終わってしまうので反対に生産性が悪くなり心理的にも悪影響しか残りません。

注意は短く集中して、しっかり指摘する、そしてその後は子ども心のアフターケアに努めましょう。

注意したら倍以上感謝と褒め言葉を

ネガティブの力はポジティブの力の6倍と言われています。つまり子どもを一回叱ったら、5回は感謝や褒め言葉で埋めないと心が埋められないという原則です。

話は若干ずれますが、結婚が長続きする夫婦のポジティブ言動とネガティブ言動の比率はやはり5対1であることが示唆され、長期的関係を築く魔法の比率とされています。

ネガティブ言動の特徴としては

  • 相手の人格を批判する
  • 優位な立場から相手を軽蔑する 
  • 防衛的な態度をとる
  • 拒否的な態度や感情的にひきこもる

などがあり、いずれも相手の感情に深い傷を負わせます。

そして何よりも問題は人は感情を伝染する生き物であること。親の態度が悪ければ子どもの気持ちもかき乱され、その子も暴力的や情緒が不安定になったり、負の連鎖反応を引き起こします。

注意した後は必ず関係を元に戻すようにその場で最善の努力をする必要があります。

ネガティブ感情をできる限り残さず、海外のドラマのように叱った後は 愛情を伝えて信頼関係を示すことが非常に大切です。

また私は普段娘との生活で、どんな小さなことでもなるべく「ありがとう」と感謝の気持ちを良く表して対1の魔法の比率を維持するよう努めています。

人生 好転 ありがとう

おかげで時折私が叱っても、何だかんだ娘は私の言うことに従ってくれます。

私も注意する時に怒気を示すことは稀ですが、お互いにある程度の信頼関係ができあがっているのではないかと感じています。

まとめ

私の娘は日常会話が全くできません。話しかけても反応がまちまちだったり、的外れな答えだったりするので会話のラリーがでいないことが続かないのです。

娘が話せることは「~したい」と要求することぐらいなので、どうしても娘との会話の中心は何かを注意したりすることが中心になってしまいがちでした。

最近では一緒に簡単な料理をしたり洗濯物を取り込んだり、会話ができない分、生活スキルを身につける意味で一緒に作業を行うようにしています。

一緒に作業すると自然と会話が増えますし、娘と一緒に過ごす時間が長くなりました。時折娘が嫌がって逃げちゃいますけど(*´ω`)。

これからも日々の生活の中でできる限り娘とのかかわりを模索していきたいと思っています。

私のブログから何か少しでも皆さんの考えの一助になれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。

ろんじえぱぱ

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